令和4年度上期 関東甲信越ブロック会議が開催されました。
令和4年10月4日午後2時から、オンライン(ZOOM)形式により標記会議が開催されました。
最初に栗原会長から概要次のような開会挨拶がありました。
1)お忙しいなか、ご出席いただきありがとうございます。コロナ禍は沈静化に向かっているように見えるものの、依然として注意が必要な状況です。加えて、円安や物価上昇、最低賃金の全国平均31円アップなどもあり皆様には障害者の雇用の維持・促進にたいへんご苦労されていることと思います。また、今夏は大雨や大きな台風による災害が発生しました。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。2)去る6月21日の通常総会は、3年ぶりの集合形式となり会員53名に出席いただき盛会のうちに終えることができました。また、180会員から委任状等を提出いただきました。お忙しいなか、ご出席・ご協力いただき誠にありがとうございました。3)今総会では、役員改選が行われ、引き続き私が会長を務めさせていただくことになりました。全障協の更なる発展に取り組んで参りますので、ご支援・ご協力を賜りますよう改めてお願い申し上げます。4)総会で承認いただいた障害者雇用施策に関する要望書については、私が厚生労働省の障害者雇用対策課長、障害福祉課長を訪問して直接手渡し、趣旨説明を行いました。今般、障害者雇用促進法等の改正法案が国会に提出されることとなりましたが、この改正の中でも全障協の要望が十分に反映されるよう期待しております。5)全障協の事業活動の近況としては、役員の方々のご努力により、全国ベースの研究部会を立ち上げていただいています。併せて、政策提言や全障協の今後の在り方について議論を進めています。会員の皆様には、研究部会への積極的な参加をお願いするとともに、政策等についてご意見をいただければ幸いです。6)厚生労働省からの受託事業も本年度で6年目となりました。この事業では、障害者雇用セミナーを全国7ブロックで開催するとともに、7主要都市に相談コーナーを設置しています。障害者雇用に課題等をお持ちでしたら、是非お気軽に活用ください。7)本日は、「コロナ禍における取組み」について講演いただくということで、大いに皆様の参考となることを期待しています。また、ブロック会議は皆様との意見交換の貴重な機会でもありますので、よろしくお願いいたします。
開会の挨拶に続き全障協理事の川島薫 楽天ソシオビジネス株式会社顧問により、「コロナ禍における取組み」をテーマに講演が行われました。講演では、オフィスで働く人の減少、ペーパーレス化、在宅勤務、時差出勤、ソシアルディスタンスの確保などコロナ禍で事業環境が大きく変わるなかで、ワクチン職域接種の誘導作業、デスク・パーテーションの消毒、ランチのデリバリー、郵便物の授受サポート等、障害者の職域拡大に取り組んできたことなどについてお話がありました。
講演に次いで、小グループに分かれての意見交換会が行われた後、全障協本部事務局から、@最近の主な活動状況、A厚生労働省、大阪府からの受託事業の実施状況、B労働政策審議会障害者雇用分科会の意見書の概要、C寄付のお願い等について報告が行われました。
最後に、新井関東甲信越ブロック長から、講演の感想・お礼、国への積極的な施策提言などについてお話があり閉会となりました。