令和３年度第１回理事会が開催されました。
令和３年６月１日（火）午前１０時から、ZOOMによるオンライン会議として標記理事会が開催されました。
最初に栗原会長からあいさつがあり、その概略は次のとおりです。
１）新型コロナウイルスの影響が終息せず、緊急事態宣言等も延長されるなか、皆様には引き続きご苦労が多いことと存じます。対象となっていない地域でも、いつまた感染が拡大するかわかりませんので、日常、是非ご注意ください。２）本年６月２２日予定の通常総会につきましても、感染が非常に広がっていることから、委任状又は書面決議書の提出を主体にウェブ会議形式を組み合わせてやっていきたいと考えています。３）本来であれば、皆様方とお顔を直接あわせながら講演会や懇親会などをやっていきたいと思っています。しかしワクチンの普及により状況が改善する可能性もあるものの、残念ながらもうしばらくは辛抱かと思います。４）こうした状況の中においても、会員の皆さまのニーズ、現状を十分に踏まえながら、一層効果的な事業展開を図ってまいる所存です。本日の理事会の議論が、その推進にとり大きな力となることを期待しております。５）本日は、令和２年度事業報告・決算報告や、令和３年度事業計画（案）・収支予算（案）の改訂、さらには近畿ブロックの理事改選（案）についてご審議いただきます。６）このうち、今年度で５年目となる厚生労働省からの受託事業につきましては、昨年度のコロナ禍の中で、セミナーが急遽オンライン開催となり、障害者雇用相談コーナーの事業所訪問等の活動も大きく制約されるなか、当初、予定していなかった事態に見舞われました。７）残念ながら、相談支援実績は目標に今一歩及ばず、９４％達成となりましたが、これまでの実績の評価もあって、今年度も受託することができ、４月早々から新たな活動をはじめています。８）これにつきましても、各ブロックの皆さまに多大なご支援・ご協力をいただいた賜物であり、御礼を申し上げます。今年度もよろしくお願いいたします。９）事業計画・収支予算（案）の改訂は、近畿ブロックの皆さま方の積極的な取組みにより、昨年度に引き続き大阪府から事業を受託できたことによります。近畿ブロックの皆さまのご尽力に感謝申し上げます。１０）独自事業としましては、ブロック会議に加え、精神障害者雇用や各種助成金など特定のテーマごとに全国ベースの研究部会を立ち上げることが課題となっておりました。そのトップランナーとして、昨年１１月２４日のオンライン会合を皮切りに、「青年部会」が活動を開始いたしました。青年部会では、事例発表や討論が活発に行われており、６月２３日には第８回オンライン開催が予定されております。また、新たな研究部会が本年５月２６日に立ち上がっております。１１）これらの取組みにより、自由闊達な議論が進み、全障協の活動が一層活性化することを期待しております。１２）本日は、こうしたことも踏まえながら、役員の皆さまと一緒に、全障協の将来を見据えた議論をさせていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
ご挨拶に引き続いて、定款に基づき栗原会長を議長として議事が進められました。当日の議題は、令和２年度事業報告並びに決算報告及び監査報告、令和３年度事業計画・収支予算改訂（案）、理事改選（案）、令和３年度通常総会の開催についての６点であり、いずれも全会一致で原案どおり承認されました。
さらに議題のその他として、令和２年度入会の承認、会長等職務執行状況報告及び令和２年度表彰状・感謝状贈呈者紹介について事務局から報告があり、全会一致で了承されました。
議事に続いて、人事異動に伴う退任の申出があった澤田敏夫理事（㈱川重ハートフルサービス取締役）からご挨拶があり、全障協の皆さまへの感謝のことばとともに、移動先や後任予定者の紹介などについてお話をいただきました。
最後に加藤副会長から閉会のあいさつがあり、１）コロナ禍のなかで、会社経営はたいへんと思いますが、ワクチンの普及によって終息すれば、また、全障協の活動や各企業の業務も通常に戻るものと思います。２）それまでの間は、今まで経験していない中での事業経営となるでしょうが、このような経験は一生のうちに１回あるかないかくらいに思われますので、障害者のため、雇用の安定のために、それぞれの立場でしっかりと頑張っていただきますようお願いします。３）早く皆さま方に直接お会いして笑顔で話せる機会ができますように、それぞれの地域で新型コロナ対策をしっかりやっていただきたいと思います。本日は、本当にお疲れ様でした、といったお話がありました。
今回の理事会の開催結果については以上ですが、上記の令和３年度事業計画（案）・収支予算（案）等については、通常総会において会員の皆さまに報告し、あるいは承認を求めることになります。